ベトナムのオフショア開発企業5選|日系老舗を厳選【2026年版】

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バイタリフィアジア
石黒 健太郎

東南アジア駐在16年超、複数国で拠点立ち上げから経営までを歴任。ベトナムでのシステム開発の勘所から最新ビジネス事情まで、現地在住者ならではの視点で発信している。趣味はバックパッカー旅行。自らの足で稼いだリアルな情報も交え、企業の海外進出を後押しする。

別メディアで東南アジアの経済、歴史も解説しています

海外でのシステム開発について詳しくしたい方向け

ITエンジニアの慢性的な人材不足や開発コストの高騰を背景に、日本企業のシステム開発・アプリ開発において「オフショア開発」は欠かせない選択肢となっています。

中でもベトナムは、親日的な国民性やカントリーリスクの低さ、日本語人材やITエンジニアの豊富さ、時差の少なさ(マイナス2時間)などから、2026年現在も日本企業から最も選ばれるオフショア開発先となっています。

しかし現在、多数のオフショア開発企業が存在しているため、「どのオフショア開発会社を選べば自社の要件を満たせるのか分からない」と悩む担当者の方も少なくありません。

そこで本記事では、数あるベトナムのオフショア開発企業の中から、10年以上にわたってオフショア開発事業を提供している「日系老舗企業」5社を厳選してご紹介します。

それぞれの会社の特徴、実績、得意とする領域を比較し、自社に最適な開発パートナー選びの参考にして頂ければ幸いです。

ベトナムの日系老舗オフショア開発企業5選

1. バイタリフィアジア(Vitalify Asia Co.,Ltd.)

公式サイト:https://www.vitalify.asia/ja

バイタリフィアジアは2008年以来、18年以上にわたりベトナムでのオフショア開発事業を牽引してきた会社です。

これまでに1,000件以上のアプリやサービスの開発実績を持ちます。2025年4月には、建設業向けソフトウェア大手の株式会社建設システム(KENTEM)グループへ参画し、更なる事業基盤の強化を果たしました。

<バイタリフィアジア社の特徴>

(1)ビジネスを加速させる柔軟性とスピード
最も大きな強みは、柔軟性とスピード感を持った開発力です。AIを最大限活用することでそれを実現しつつも、最後は、開発チーム(人間)が責任をもって価値あるソフトウェアの提供(デリバリーを完遂)を約束している点が利用企業より評価されています。

(2)開発会社の枠を超えた広範囲な対応力
サービス企画の段階から与件整理、要件定義、設計・テスト、マーケットリリース、その後の運用・改善、サービスの成長まで、従来のオフショア開発の枠を超えた広範囲の対応が可能です。また10名以上の日本人PMがおり、日本語で相談可能な体制を設けています。

(3)サービスの成長にコミットした開発
開発するサービスのビジネス成長と拡大にコミットした開発を行っており、まずはアイデアを素早く形作って最小限の形でも利用できるようにリリースし、そのフィードバックを元に改善とリリースを繰り返していくことで成長させていくことを得意としています。

2. アレクシードベトナム(ALLEXCEED VIETNAM INC.)

公式サイト:https://allexceed.com.vn/

アレクシードベトナムは、1976年設立の日本のIT企業「株式会社アレクシード」の子会社として2010年に設立された会社であり16年(会社設立前も入れれば計19年)のオフショア開発実績のある会社です。

800件を超える数多くの業務システム開発を手掛けてきた実績があります。

<アレクシードベトナム社の特徴>

(1)業務系・基幹系システムに強い
販売管理、顧客管理、在庫管理、勤怠管理といったエンタープライズ向けの業務アプリケーション開発を得意としており、親会社が培ってきた堅牢なシステム設計のノウハウをベトナムにおいても継承しています。

(2)高い品質水準を実現するための取り組み
オフショア開発における頻繁に起こりうる失敗やミスを避けるための独自のアプローチとして「QESK Way(クエスク・ウェイ)」を提唱し徹底をすることで、日本水準の高品質を実現。「バグ発生率1.0%以下」を掲げています。

(3)日本人コンサルによるカウンターパート
豊富なオフショア・システム開発の実績を持つ日本人コンサルタントによるサポートがあります。日本企業特有の業務要件や開発プロセスへの理解が深く、技術面だけでなく、コミュニケーション・品質管理においても高い安心感を提供しています。

3. ISV VIETNAM CO., LTD.

公式サイト:https://www.isv.vn/

2007年に設立されたISV VIETNAMは、現時点で19年にも及ぶオフショア開発実績のある会社です。

ホーチミン市に拠点を構え、設計からコーディング、単体テストまでを一貫して高い水準で遂行する体制を整えています。

<ISV VIETNAM社の特徴>

(1)幅広い業務アプリケーション開発の実績
販売管理、生産管理、倉庫管理、在庫管理、勤怠管理、学校校務管理、電子カルテ、ワークフローなど、多様な業界に向けた日本の業務系アプリケーション開発実績が多数あります。

(2)クラウド販売管理 OMS VISTA
「見積・受注・発注・売上・納品・請求」をクラウド上で一元管理できるシステムを提供しており、従来のExcelによる管理から業務効率改善と低コストでのシステム導入を実現しています。

(3)SalesforceやKintoneなどのCRMツール開発
ゼロからのスクラッチ開発にとどまらず、SalesforceやKintoneといったクラウド型CRMツールを活用したカスタマイズ開発・導入支援にも柔軟に対応可能という特徴があります。

4. インディビジュアルシステムズ株式会社

公式サイト:https://indivisys.jp/

2002年に設立されたベトナムオフショア開発の“パイオニア”的存在と言える会社がインディビジュアルシステムズ社です。

ベトナム国内のホーチミン、ハノイ、ニャチャン、カントーと4箇所に拠点を持ち、24年の経験を生かしてシステムインテグレーション事業も展開しています。

<インディビジュアルシステムズ社の特徴>

(1)人月単価の安さ
社員数340名という規模やベトナムの地方都市にも拠点を構えることで、ベトナム全土における平均単価よりも安い人月単価を実現しています。本記事作成時点における公式サイトで公開されている価格情報によると、PG(プログラマー)単価で人月32万円と安さを打ち出しています。

(2)在ベトナムの企業向けパッケージ商品
「人事給与・勤怠管理」「生産管理」「在庫管理」「販売管理」「社内稟議(ワークフロー)」といった5つのシステムをパッケージソフトとして用意しており、1から開発するよりも低コスト且つ導入までのスピードを削減することを実現しています。

(3)24時間365日のシステム監視・運用保守
開発後のフェーズにおいても、システムやサーバーの監視、運用保守のアウトソーシングが可能な体制を持っています。自社のコア業務にリソースを集中させたい日本企業にとって、力強いパートナーとなります。(参考:ミツモア内の同社紹介ページより)

5. SHIFT ASIA CO., LTD.

公式サイト:https://shiftasia.com/ja/

SHIFT ASIAは、日本におけるソフトウェア品質保証・第三者検証のリーディングカンパニーである株式会社SHIFTの海外拠点として、2016年に設立されたベトナムで10年の実績がある会社です。品質保証やテストだけでなく、ソフトウェア開発も行っています。

ベトナムでは、ホーチミンだけでなくハノイと合わせて計2都市に拠点を持ち、 従業員数は、2026年3月時点で250名(うち日本人23名)の規模で事業を拡大し続けています。

<SHIFT ASIA社の特徴>

(1)圧倒的な「品質保証(QA)」ナレッジ
SHIFTグループの強みであるソフトウェアテスト・品質保証のノウハウをベトナムに展開しています。開発からテスト工程のすべてにおいて、高い品質とアジリティ(俊敏性)を両立させる仕組みが整っています。

(2)採用率約3%を突破したフルスタックエンジニア
同社のオフショア開発では、厳しい独自試験を突破した上位約3%の優秀なエンジニアのみを採用。フロントエンドとバックエンドの双方に精通したフルスタックエンジニアによる技術力の高い開発体制を提供しています。

(3)AIを活用した独自開発・テストモデル
近年はAI開発にも注力しており、優れたAI技術と「AI駆動開発テストモデル」を組み合わせることで、開発スピードの向上とコスト効率化を実現しています。

失敗しない日系老舗オフショア開発企業の選び方

ここまで5つの日系老舗オフショア開発企業をご紹介しましたが、自社に合った開発企業を選ぶ際は、以下の2つのポイントを必ず確認しましょう。

ポイント1:開発内容とその会社が得意としている点が合致しているか

いずれも長年オフショア開発を行ってきた会社である為、ベトナムオフショア開発におけるナレッジの蓄積という点では、豊富ですが、会社によって手掛けてきた実績や得意とする分野の違いがあります。

「大規模かつ堅牢な業務基幹システムを作りたい」
「最新の生成AIを組み込んで研究開発をしたい」
「BtoC向けの使いやすいスマホアプリをスピーディに開発したい」
「ベトナムの工場に既存のパッケージソフトウェアを導入したい」

など、目的によって選ぶべき企業(得意とする開発領域)は変わります。

何を依頼したいと考えているのか、重視している点は何か、などを明確に伝えてその会社の得意分野や過去実績などと合致するのかを事前確認することで、ミスマッチをなくすことに繋がります。

ポイント2:長期的に付き合っていける会社なのか

アプリやシステムは「作って終わり」ではありません。リリース後のバグ対応や追加機能の開発、サーバー保守など、中長期的な運用を見据える必要があります。

よってリリース後に、そのオフショア開発会社がどういう形で対応してくれるのか、ビジネスに関わるのかについても選定にあたっての重要なポイントです。

例えば、とにかく安く保守をしたいのか、24時間365日の対応が必須なのか、新しい技術やサービスが出たときに提案をしてくれることを求めるのかなど求める点は、ビジネスによって異なります。

単に目の前の開発における発注先を選ぶということではなく、長期的にお付き合いをする「ベトナムにおける開発面でのビジネスパートナーを選ぶ」という視点で選定することが重要です。

なお過去には、「失敗しない「オフショア開発会社」の見極め方5選|発注前に確認すべきポイント」も書いていますので、こちらもご参考となれば幸いです。

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